スーパージュライト48(ニューダイコク板)、スーパージュライト及びジュライトは軽度の仮設、養生用の再生ポリエチレンを主体とした環境対応樹脂製品です。
樹脂の特性を活かした敷板として様々な用途にご利用いただけるものと確信いたしておりますが、敷き鉄板に代わる強度はありません。ご利用になる前に取り扱いの注意をご覧になり、安全にご使用下さい。
スーパージュライト48(ニューダイコク板)、スーパージュライト及びジュライトは、下地になじみ易いように作られています。敷き板が二つ折りにできるほどたわみが大きく、敷き鉄板(敷鉄板)のような差し渡し強度はありません。敷き鉄板(敷鉄板)との違いをご理解の上、正しくお使いください。
ブリッジや穴の径が大きく、車両等の重量がかかる場合は使用できません。車輪が沈み危険です。また、せん断、変形が発生します。
軟弱地盤でのクレーンのアウトリガー用敷板としての使用などはできません。クレーン転倒の危険があります。
スーパージュライト48(ニューダイコク板)、スーパージュライト及びジュライト上での車両走行にあたり急発進、急停車、急ハンドル等 の操作はしないでください。板が急激に飛ばされる恐れがあります。
スーパージュライト48(ニューダイコク板)、スーパージュライト及びジュライトの上で、焚き火等直火のあたる使用はできません。溶解、変形の可能性があります。
軟弱地盤や崩落の恐れのある傾斜地での使用はしないでください。
バイク、スクーターの駐輪用にご利用いただく際に、下の地面に穴、空洞がある場合、足が沈みこむほど地面が柔らかい場合は、スタンドの接した所を中心に、板が曲がり、沈み込む危険性があります。下地が平らでない、また地耐力がない場所でのご利用は避けてください。
強風あるいは突風が吹く環境下では、板が飛ばないようアンカー等で下地に固定してください。固定できない場合は、 専用の連結金具、市販のナイロン、ステンレス製結束バンドか番線で板を結束してください(下写真)。アンカーはホームセンター等で販売しています。
スーパージュライト48 専用連結金具 使用例 |
スーパージュライト 専用連結金具 使用例 |
スーパージュライト 結束バンド 使用例 |
スーパージュライト 結束バンド 使用例 |
結束バンド |
アンカー |
U字アンカー |
Lカン |
重量物による鋭角な当て、バーナー等の火花、砕石の踏みつけなどで傷がつきます。
段差のある場所で車両等が乗った場合、板がせん断する恐れがあります(下図)。
例1 U字溝の角等で 強い荷重がかかる場合 |
例2 階段の角等で 強い荷重がかかる場合 |
耐久力は使用方法によって異なります。
使用環境は、気温-15℃から50℃までが安定してご使用いただけます。
冬季の気温の低い環境では、板の端部が若干反る場合があります。
すれ防止のため、アンカー等で下地に固定するか、固定できない場合は専用の連結金具、市販のナイロン、ステンレス製結束バンドか番線で板を結束してください。
らくらくばん・ジュライトシリーズは再生樹脂製品のため、サイズ(±1.5%)・伸縮・柔軟性等、品質が一定でない旨、予めご了承ください。
ジュライト・スーパージュライトは気温が1℃上下すると1m当り約0.13mm、板寸法が伸縮します。それにより下記の現象が発生します。
●冬場に設置しますと夏場には大幅に伸びます。壁面ぎりぎりに設定しますと夏場に敷板の逃げ場が無く、床面に敷いた敷板が盛り上がってしまいます。
●夏場は反対で、冬場には大幅に縮みます。その為、壁面ぎりぎりに設定したものが、壁面との間に隙間が出来る位敷板が縮みます。
従って一定の面積に敷き詰める場合は、各敷板の間にすきまを設けるなどの対策が必要です。特に、夏場など気温が上がる場合、杭などで固定されますと敷板の中心部が盛り上がる現象が顕著に見られます。
杭などでの固定には、杭穴にあそびを設けるなどの対策をとってください。結束にインシュロック等を使用されることも選択肢の一つです。
スーパージュライトシリーズの基準寸法温度を23℃に設定しております。計算上から、気温が1℃上下する毎に1mあたり約0.13mmの伸縮を目安としています。
例えば、23℃より20℃上がって43℃になりますと、長手1,820mmが約4.7mm、短手910mmが約2.3mmのびる計算になります。板の枚数が増えれば、その枚数分伸縮することになります。
この計算を目安に敷き込みをして頂くようにお願いします。